「最後の制服」第3巻
“エス”・・・女の子と女の子の恋。
私を含む一部の狂った男子(笑)から観ると、ピュアで限りなく美しい至上の恋。
だが・・・一方でそれは諸刃の剣でもある。
“エス”だけに限らず、男の子同士の恋や種の異なる者同士の恋などのように、
社会的に認められていない関係の間で芽生えた恋愛ってさ、あんまりツッコみ
過ぎると、決まってドロドロになるか、死んじゃうかどっちかなんですよね。
なまじっかそれまでが美しかっただけに、も〜キツいのなんのって。
例えば「風と木の詩」がそうだったし「南くんの恋人」もそう。
この2作とか、マジでトラウマですもん。
だからこういったテーマの作品では、物語の引き際が何よりも重要になる。
「櫻の園」なんかがまさにそうであったように、下手にツッコみ過ぎない一番美しい
トコでサッと幕を引いちゃうのが、やっぱり一番シアワセなのですよ。
さて、前置きが長くなりましたが、そこで本日の本題「最後の制服」第3巻、
完結編ですよっ!
- 作者: 袴田めら
- 出版社/メーカー: 芳文社
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この作家さんなら大丈夫だろうとは信じてたんですけど、まさに期待通り!
きっちり一番美しいトコで幕引いてくれました!ワカッてるなあ!!
いやもうホント、じんわりキュンですよ。