「マリア様がみてる 大きな扉小さな鍵」
マリア様がみてる 25 大きな扉 小さな鍵 (コバルト文庫)
- 作者: 今野緒雪,ひびき玲音
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/10/03
- メディア: 文庫
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周囲を拒絶して自分の殻に閉じこもろうとする瞳子。その時祐巳は?!
祐巳ちゃんと瞳子の関係も、もうすぐクライマックスか?!
「マリみて」の新刊です。シリーズもこれで27冊目(イラストブック等含む)。
わ〜!もうそんなになるのか!!
これだけ長い間読み続けてると、登場人物もずいぶん成長します。
特に祐巳ちゃんの成長は著しくないかい?!
瞳子がもうかなりヤバい状態なんだけど、それを見守る祐巳ちゃんの落ち着い態度はどうだ!
以前の祐巳ちゃんだったらオロオロしちゃって何も出来なかったと思うけど、今は安心して見ていられるよ。
うん、頼もしくなった!お父さんは嬉しいぞ!!・・・ってチガウ!(笑)
それにしても・・・瞳子!
「レイニ−ブルー」を読んだ直後なんて「このドリルヤロー!コロす!」(←怒り泣き)ってくらい
大っ嫌いだったのに、今となっては見方が180度変わって「こいつの気持ちもわかるよ」とか
感情移入できるようになっちゃって、もはや祐巳ちゃんの妹は瞳子以外には考えられない!
このへんに、今野緒雪先生の作家としての確かな実力と信頼感を感じるよ。
ってコトで、祐巳ちゃんと瞳子の間にはもう一波乱ありそうだけど、
祐巳ちゃんも成長したし、瞳子にも変化の兆しが見える。頼りになる祥子様や山百合会の仲間達もいる!
この二人の行く末を、ここはひとつ、静かに見守ろうじゃないか!!