「ボンボン」

アルゼンチン映画「ボンボン」を観に行ってきました。

http://www.bombon-movie.com/


 世界一ツイてないおじさんがある日、幸せを呼ぶ犬ボンボンと出会った−
 ヨーロッパで大ヒットしたラテン版「わらしべ長者」ついに日本上陸!!


・・・とゆうのがキャッチコピーです。どうですか?面白そうでしょ??
めちゃめちゃ期待して、初日に観ようと有楽町くんだりまで行って来たのですが
・・・私はダメだわコレ。


まず、ちっとも「わらしべ長者」じゃないよ?そもそもそれ以前の問題として、
登場人物の誰にも共感できなかったし、なんでこんな話をわざわざ映画にしたのか
理解に苦しんだ。私が考える“物語の肝”を悉く外してるんですよ。こんなの
“物語”じゃないと思った。


ネタはいいと思うんですよ!!でも“物語”になってない。
登場人物の意思とか、人間関係の有機的な相互作用とか、全体的なテーマ性とか、
描こうと思えばいくらでも描けるネタなのに・・・描かないんですよ。どうゆうこと?
そこらへんが希薄だから、単にしょぼいおっさんの身に起こった、絶対あり得ない
くらい話が上手過ぎる“出来事”でしかない。なんでこんな映画撮ったのかなあ??


うむむ・・・ラテン民族と日本人とでは感覚がチガウんでしょうか??
それとも単に私の感覚がフツウでないの??どっちにしても全然楽しめなかった。
かなり寝ました。つーか、寝てる間に重要なシークエンスがあったのかなあ??
いや、起きてる間だけでも、かなりツラかったよ?とにかく残念。