『ひぐらしのなく頃に 第1話 鬼隠し編』上巻
- 作者: 竜騎士07,ともひ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/08/02
- メディア: 単行本
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元々がサウンドノベルだから、小説化するのは大して難しいコトないでしょ?
くらいに思ってたんですが・・・ごめんなさい。
実際に小説になった『ひぐらし』を読んでみたら、これ多分、かな〜り大変な
作業だったろうな〜と真っ剣に思いました。
なぜって・・・原作(サウンドノベル)版の『ひぐらし』は、あれはあれで
一つの頂点を極めた、歴史に残るといっても過言ではない完っ璧に完成された
大傑作だったからなんですよ〜
だって、まず音!BGMや効果音が生み出すテンポの良さ!雰囲気!!
あれを言葉のみで表現するのは至難の技ですよ。
そして絵!イベント絵が一切無く、立ち絵オンリーという極めてシンプルな
画面ではありましたが、その効果が絶大だったことは「嘘だ!」のあの
名シーンで明らかですよね。
つまるところ・・・『ひぐらし』は最初のあの同人ゲームという体裁で
発表されたサウンドノベルが最高傑作だってコトなんですよね〜
素人が作った、技術もへったくれもない作品であるにも関わらず、
脚本と演出の素晴らしさという・・・正に“自力”だけで傑作となった、
怪物作なんですよ。そこがスゴいんですよ。初期のたけしの映画みたいだよね。
ですので、この小説は原作をプレイした人が、短時間でもう一度あの
面白さを追体験するために読む・・・というのがベスト!
一度原作をプレイしたことがある人なら、この小説を読みながら、
原作版のBGMとか効果音とか演出が頭の中にプレイバックされてきて
かなり楽しめます!!
でも『ひぐらし』が初めての人には・・・残念ですが、正直、小説という
形式では『ひぐらし』の本当の面白さは100%伝わりません。
アニメも漫画もPS2版も私的にはダメ。とにかく原作のサウンドノベルを
プレイしなくちゃ『ひぐらし』の面白さは味わえないよっ!!
でも、アニメ&PS2&ドラマCDの声優さんは皆役にぴったりハマってはいた!
それは否定できません。アニメ版の主題歌も原作のイメージにぴったりだった!!
だからそのへんに手を出すのも無意味ではありません。ただし、原作版をプレイ
した人がオプションとして楽しむ・・・ってのがベストでしょう。
・・・と、まあ色々ケチつけまくってはいますが、この小説版、多分私は全部
読むんだろうな〜(笑)
「それでも町は廻っている」第3巻
- 作者: 石黒正数
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2007/08/03
- メディア: コミック
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巻き起こす騒動を描いたドタバタギャグ漫画の第3巻。
いや〜、主人公の歩鳥、あいかわらずアホで楽しいヤツです。
私が高校生の頃は、同級生の女子なんてみんなこんなカンジだったような気がするよ。
アホで、うるさくて、色気なくて、でも根はいいヤツ・・・みたいなね。
昨今のいわゆる“女子高生”イメージって、私的にはなんか別の星の話みたいだよ。
まあ、世代的な違いや、地域的な違いもあるんだろうけどね。
そんなカンジでアホなドタバタが繰り広げられるワケですが、本作が数あるギャグマンガ
と一線を画するのは、“日常性”に対する大らかな肯定を基本とし、その中に明らかに
対極となる概念“死生観”或いは“SF”を盛り込んでいる点にあると思います。
もう少し詳しく説明しますと、基本は主人公・歩鳥とシーサイド&丸子商店街の人々の
日常に楽しさを見出す“日常賛歌”なのですが、そこにドラマティックな展開や衝撃的な
事件といった“刺激”を注入してドラマを盛り上げるのではなく、“人の死”や“SF”
という要素を、それもあくまで日常の一つとして盛り込むのです。
アホらしくて、のんきで、だけどそれだけじゃない!この独特の雰囲気を一人でも
多くの人に味わってほしいと思うよ!!
「となりの801ちゃん」第2巻
- 作者: 小島アジコ
- 出版社/メーカー: 宙出版
- 発売日: 2007/08/01
- メディア: コミック
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これ読むと、ホンットいろんな(知らんでもいい)知識も増えるし(笑)
801ちゃんとチベくんが、どっか旅行に行きたいトコある?って話してて
801ちゃんが「真夏の雛見沢村!」と叫ぶ話があった(笑) うん!私も行きたいよ!!
「Fate/Zero Vol,3 -散りゆく者たち-」
「Fate/Zero Vol,3 -散りゆく者たち-」を読了しました。
公式:http://www.fate-zero.com/
前回は、ライダーのとんでも大活躍(笑)で、闘ってるんだか仲がいいんだか
よくワカラン展開(しかし抜群に面白い!!)でしたが、
第3巻は物語が随分動きましたよ!!
魔界より召還されし、おぞましき巨大な悪魔の降臨!
サーバント達が入り乱れ、一大スペクタクルで展開する!未遠川の決戦!!
そして、悲しき英雄の運命的な最期!!
いやもう!今回も文句無しに熱いです!!燃えます!!
そしてキャラクターそれぞれの人間模様(英霊含む)もまたドラマティック!!
今回とても印象に残ったのは、キャスター&龍之介!
普通に考えたら、極めてはた迷惑な快楽殺人者コンビのキャスター&龍之介ですが、
この二人の関係って要するに、リューク&夜神月の関係のバリエーションの一つ
なんじゃねえの?ってことに今頃になって気付きました。
夜神月も雨生龍之介も、「殺す側の論理」を明確に持っている点で共通している
と思うのですが、龍之介の「殺す側の論理」は、自分の行為が正義だと信じて殺す
夜神月のそれとは全く趣の異なる、快楽殺人者ならではの論理となってます。
快楽殺人者に論理なんてあるのか?これが・・・あるんですよ!
しかも驚いたことに一本筋の通ったのが!
無論、やってることは狂人のそれなんですけどね?でもその論理だけはなんかね、
納得しちゃうってんじゃないんですけど、そうゆうのも有りなのか?!みたいな。
とにかくちょっとスゴい論理なんですよ。
そして・・・やっぱセイバーはいいよな!
3巻まで待たされましたが、今回はきっちり見所あります!例のアレ!ぶっ放します!!
もう感動!!
「ゾディアック」
デビッド・フィンチャー・監督「ゾディアック」を観に行ってきました。
公式:http://wwws.warnerbros.co.jp/zodiac/
1968〜1974年にかけて、サンフランシスコで現実に起こった「ゾディアック」と
名乗る殺人鬼による世界初の劇場型連続殺人事件!!人を殺し、犯行声明や
暗号をマスコミに送りつけるという“劇場型犯罪”のエポックとも言われる
実際に起きた事件です。未だに犯人は特定されず、迷宮入りとなった事件・・・
この映画は、その事件を追う刑事・新聞記者達が、事件の謎に深入りし過ぎて
壊れていく様子を追う。
犯人探しでありながら、犯人は捕まらない。普通に考えたらこれが映画として
成立しっこないと思うところですが、それを敢えて映画化して、成立させて
しまうのがデビッド・フィンチャーの才能の凄い所なんですよ!
「クロニクル千古の闇3 魂食らい」
- 作者: ミシェルペイヴァー,Michelle Paver,さくまゆみこ,酒井駒子
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 2007/04/01
- メディア: 単行本
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「クロニクル 千古の闇」のシリーズ第3段「魂食らい」を読了しました!!
悪の魔道師“魂食らい”達によってウルフが連れ去られた!
トラクとレンはウルフを奪還するために、魂食らいを追って北へ向かう!!
一面の氷に閉ざされた北の大地で、悪霊召還の儀式が始まる!!
トラクとレンは魂食らいの陰謀を阻止できるか?!
儀式の生贄に捧げられたウルフの運命やいかに?!
くわ〜っっ!!
もう、読み始めたらマジで止まりません。