「逆説の日本史」
逆説の日本史1 古代黎明編(小学館文庫): 封印された[倭]の謎
- 作者: 井沢元彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1997/12/05
- メディア: 文庫
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逆説の日本史2 古代怨霊編(小学館文庫): 聖徳太子の称号の謎
- 作者: 井沢元彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1998/03/01
- メディア: 文庫
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読んだので、じゃあ次はこのシリーズでしょ!ってコトで「逆説の日本史」読んでます。
このシリーズは、著者が指摘するところの、日本の歴史研究における(=日本歴史学会の)
“三つの欠陥”を補うことで日本史の真実を読み解いていこうというもの。
その三つとは・・・
1.資料絶対主義
2.権威主義
3.日本史の呪術的側面の無視ないし軽視
これ!マジで説得力あります!!
それぞれの欠陥について、実際にあった象徴的な実例も紹介されるのでマジ納得!
特に3.に挙げられた「日本史の呪術的側面」などは、まさに眼からウロコですよ!!
言われてみればまったくもってその通りなのに、私も今までちっとも気付かなかった!!
なんとゆうか・・・歴史に対しての根本的な見方が変わります!スゲエ!!
日本の歴史研究を、その方法論から覆す野心溢れるちょー問題作!!
正直、著者の気持ちが逸り過ぎて、言葉遣いの端々に慎重さに欠ける箇所なども多々
見られるのですが、それをさっぴいて余りある快作!!日本史の深遠な謎の答えが
スラスラ解説されていくのは爽快ですよ!!無論、それらの説については歴史学会
非公認ですが、「きっとこの通りだったに違いない」と思っちゃうもん。
ちょっと前に第1巻を読了し、本日、第2巻「古代怨霊編」も読了。
時代でいうと聖武天皇の時代までです。やっぱ古代史は面白いね!!ロマンがあるもん。
ってコトで、古代史をそこまでおさらいして、新しい見解も身につけた所で、
あの名著をまた読みたくなった。恐らくは私と同世代(前後含む)の人の宗教観を
決定付けるに多大な影響を及ぼしたに違いない、日本が世界に誇る天才・手塚治虫の
ライフワーク「火の鳥」の「太陽編」です。合わせて読むと、また深いなあ!
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1995/09/07
- メディア: コミック
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