「逆説の日本史 〜4.中世鳴動編―ケガレ思想と差別の謎〜」

逆説の日本史4 中世鳴動編(小学館文庫): ケガレ思想と差別の謎

逆説の日本史4 中世鳴動編(小学館文庫): ケガレ思想と差別の謎

ちょっと間が空いちゃいましたが、もちろん続きは読んでましたとも!
この第4巻から中世です。平安時代〜ですね。相変わらず内容濃すぎて
理解が追いつかないくらいの充実ぶり!!


政治的には、藤原氏による摂関政治の成立→院政→武士の台頭ってとこ。
あと文学的には、古今和歌集源氏物語成立の謎とかですね。
これら全ての流れから、日本人に特有のケガレ思想や怨霊信仰の存在を
解き明かしていく!くわっ!!ホント面白いな〜!!


源氏物語」を書いた紫式部ってさ、政治的に源氏とライバル関係にあった
藤原氏に仕えてた人なんだって!!その紫式部が、どうして源氏を主人公に
した小説を書くことができたのか??当時、小説を書くにも紙とかは非常に
高価な品だったから、主人方の藤原道長が援助してたのは間違いないんだって。
つまり、藤原道長は、自分とこの女官がライバルを主人公にした小説を書いてる
のを知っていて、それを止めさせるどころか、援助してたってこと。
この謎を、日本人に特有のある思想の存在をもって説明する!!
ナルホド〜!すげえ!!