『天然コケッコー』

山下敦弘・監督の映画『天然コケッコー』を観に行ってきました。
公式:http://www.tenkoke.com/


舞台は鳥取(?)の片田舎の小さな村。
中学生が3人、小学生が3人。生徒・児童あわせて合計6人しかいない分校に通う
主人公の右田そよは中学2年生。小さな子供達の世話もする、皆のお姉さん的存在だ。
学校の周りには、一面の田んぼと緑の山々と、少し歩けば日本海がある。
そんな平和でのどかな日々だったが、ある日東京からかっこいい男の子が転校してくる。
ちょっと気難しくてとっつき辛い男の子だが、そよにとっては初めての同級生。
二人は衝突しながらも、次第に近づいていって・・・


とてもとても爽やかな青春映画の傑作がまた一つ誕生しましたよ!!


いっや〜!良い脚本&良い演出の映画って、自然に引き込まれちゃいますね!!
実は劇場に来る前、会社で嫌〜なコトがあって、鬱々とした気分を引きずったまま
劇場に行ったのですが、映画始まったらそんなコトは忘れて没頭しちゃいました!!


監督は山本敦弘。初めて観る監督だけど、確かな演出力のある実力派だよ!!
そして脚本は渡辺あや。そもそもこの映画を観ることにしたのも、知人が渡辺あや
絶賛してからなんですが、確かにこの脚本めちゃめちゃ出来がいい!!


そして役者陣もグッド!!
主人公・右田そよ役を演じた夏帆さんは、垢抜けないながらも、明るく清潔な魅力が
輝いていて、誰もが好きになっちゃうこと請け合い!!


その他の役者も皆、肩の力の抜けた自然な演技を披露してくれます。それがまた、
良い脚本&良い演出と相まって、映画全体を明るく健やかな雰囲気で満たしているのです!!


中でもちょっと驚きだったのが、そよのお母さん役の夏川結衣
これまで数々の作品で、どちらかといえば薄幸のヒロイン役を演じることが多かった
美人女優ですが、この作品ではいいカンジに肉がついて(笑)タフなお母さん役に
みごとにハマってました!ちょっとマジで嬉しい誤算(笑)だよ!!


とにかく脚本&演出が確かで、役者の演技もグッド!なんとゆうか、この映画の制作に
関わった全ての人が、正しく同じ方向に向かって完璧なチームワークを発揮できたことが、
ちゃんとスクリーンに表現されている、真に幸福な作品だと思います。
これ多分、撮影時の現場の雰囲気もすっごいいいカンジだったんだろうなあ!!
強力にお勧めです!!